手術

多焦点眼内レンズ

老眼矯正白内障手術

老眼[ 老視 ]とは
水晶体を厚くして近くにピントを合わせる能力が落ちている状態です。加齢により水晶体が堅くなり、調節機能が落ちてくると言われています。

チン氏帯が引っ張らて、水晶体が薄い状態(遠くを見る) チン氏帯が緩んで、水晶体が厚い状態(近くを見る

老眼矯正 白内障手術(多焦点眼内レンズ 白内障手術)について

当院の白内障手術は、極小切開で強角膜切開をしたあと、濁った白内障(水晶体)を超音波乳化吸引術で取り除いて、新しい眼内レンズを挿入します。普段の白内障手術は3~4分台で行っております。

その際に入れる眼内レンズは水晶体の持っている調節機能はありませんので、基本的に焦点が一つになります。(単焦点レンズ)例えば焦点を遠くに合わせると、遠くは裸眼で見えますが、近くはメガネをかけて見る事になります。
人は50歳を超えてくると老眼は経験してはおりますが、やはり老眼鏡を常に持つのは面倒ですね。
手元が見えない不自由さはかなりストレスに感じます。
老眼鏡を常に持たないとスマホや本が読めません。
そこで老眼を矯正 乱視を矯正できる付加価値の付いた眼内レンズがでてきました。
それが多焦点眼内レンズ 乱視矯正眼内レンズです。

実は白内障手術というのは、老眼矯正や乱視矯正など屈折矯正手術を兼ねているのです。
濁った水晶体を取り出すだけでなく、高度な近視や遠視や乱視を矯正したり、さらに老視も矯正したりできるようになっています。
医療技術の進歩で患者様が快適な生活をおくれるように、眼内レンズが進歩してきたのです。(不正乱視は対象外です。)

老眼で携帯スマホや本が読めずに次第に字を読むことから遠ざかっていた患者様、近視が強くてメガネが分厚くなって困っていた患者様、乱視が強くてメガネでも目が見えないと諦めていた患者様、ご自身のライフスタイルにあわせてレンズを選択すれば、今まで諦めていたり困ってきたことを解消できる可能性があります。

これからの快適な生活の為に、費用対効果なども合わせて良く検討して下さい。

このHPを通じて患者様が快適な見え方になっていただける一助となりますと幸いです。

老眼矯正 眼内レンズのご案内

  • 保険診療で行える 老眼矯正 白内障手術(単焦点 白内障手術) について

    単焦点レンズでは 老眼矯正 白内障手術はできません。
    手元に合わせることで、近方は見ることができますが、遠方は常にメガネが必要となります。

  • 先進医療で行える 老眼矯正 白内障手術(多焦点眼内レンズ 白内障手術)について

    複数の距離に焦点が合う先進医療での多焦点眼内レンズ。
    近方にも焦点があるので、メガネをかける時間を減らすことができる。

    当院が先進医療認定施設ですので、患者様が任意の生命保険や医療保険で先進医療特約を契約していると全額支給される事が多い。
    ※先進医療とは、厚生労働省において、安全性、倫理性、有効性などを審査して承認された新しい技術で、厚生労働省により認定を受けた医療施設で受けることが出来ます。

    普段の診察や検査を保険診療であるが、手術と眼内レンズが自由診療となる。
    暗い所で光を見たとき光の輪(ハロ)や散乱(グレア・バースト)がある。
    慣れるまで時間がかかることがある。焦点が合ったところのコントラストが単焦点レンズに比べやや劣る事がある。
    各種先進医療多焦点レンズによって特徴があるので下記します。

  • ⑦⑧⑨AMO社 TECNIS®Multifocal®

    2焦点回折型眼内レンズ。
    現在、日本国内で最も普及している多焦点眼内レンズ。
    近方焦点が33cm・42cm・50cm の3タイプがある。

    詳細はこちら

  • AMO社 TECNIS®Multifocal®

    エシュレット回折型眼内レンズ。
    エシェレット回折構造でピントのあう明視域を広げる光学設計。
    手元のピントが合いにくいものの、遠方から中間までの見え方の質がよい。。
    カタログ上は、夜間のハロやグレアが少ないと記載がある。

    詳細はこちら

  • Alcon社 AcrySof® IQ ReSTOR®

    アポタイズ回折型2焦点レンズ。
    Yellowが濃い為、色彩感覚の違和感や見づらいと感じることがある。
    近方は見づらいが、乱視矯正レンズも準備がある。
    一時リコールで配給が停止していた。評判が悪い。

    詳細はこちら

自由診療で行う 老眼矯正 白内障手術について

  • 自由診療で行う 老眼矯正 白内障手術(プレミアム 多焦点眼内レンズ)について

    複数の距離に焦点が合う完全に自由診療で行う多焦点眼内レンズ。
    乱視矯正でき3焦点(遠く、中間、近く)に焦点があうレンズがある。
    注意:患者様が任意の生命保険や医療保険で先進医療特約を契約していても、先進医療は支給されません。すべてが自由診療となります。

    暗い所で光を見たとき光の輪(ハロ)や散乱(グレア・バースト)が理論上ほとんどないレンズがあります。慣れるまで時間がかかることがあったり、焦点が合ったところのコントラストが単焦点レンズに比べやや劣る事があります。
    各種先進医療多焦点レンズによって特徴があるので下記します。

  • 乱視矯正 プレミアム 3焦点眼内レンズ
    (遠方 中間 近方)
    PhysIOL社 FINEVISION NON-TORIC® TORIC®

    2焦点回折型眼内レンズ。
    現在、日本国内で最も普及している多焦点眼内レンズ。
    近方焦点が33cm・42cm・50cm の3タイプがある。

    詳細はこちら

  • 乱視矯正 分節屈折プレミアム 3焦点眼内レンズ
    (遠方 中間 近方)
    Oculentis社 LENTIS Mplus X®

    分節屈折型眼内レンズ。
    遠方・中間・近方が見やすいが、手元の見え方はやや弱め。だが、遠方の見え方の質が良い。
    回折型に比べると、暗所での光の滲みが少ない。
    乱視矯正もオーダーメイド制作での対応が可能です。

    詳細はこちら

  • ⑬累進焦点 プレミアム EDOF型眼内レンズ
    SIFI社  MiniWELL Ready®

    分節屈折型眼内レンズ。
    遠方・中間・近方が見やすいが、手元の見え方はやや弱め。だが、遠方の見え方の質が良い。
    回折型に比べると、暗所での光の滲みが少ない。
    乱視矯正もオーダーメイド制作での対応が可能です。

    詳細はこちら

治療について

多焦点眼内レンズZMB00-画像

老眼について

普段、私達は、水晶体を厚くしたり薄くしたりしてピントを合わせています。
30歳を過ぎると、徐々に水晶体が硬くなってきて、調節力が落ちてきます。40歳前後になると、「近くの細かい字が見にくい」「夕方になると見にくい、目が疲れる」「近業作業をしていて、急に遠くに視線をうつすと、ピントが合うまで時間がかかる」などの症状が出てきます。この、加齢による調節機能の低下を老眼(老視)と言います。

老眼は近視・遠視・乱視などの屈折異常ではなく老化現象ですから、誰にでも必ず起こってくる現象です。今までは、老眼になると「老化現象だから仕方がない。近用眼鏡をかけましょう。」と根本的な治療がありませんでした。
最近では白内障の手術の際に、老眼治療も同時に行うことができるようになっています。先進医療 多焦点眼内レンズでの老眼治療が厚生省に認可され、保険診療ではありませんが、老眼治療も受けることができるようになりました。これは、老眼で困っていた患者様には画期的な進歩であると思います。

さらにこの先進医療 多焦点眼内レンズは、自由診療となりますが医療保険で先進医療特約をかけられている患者様は、ほとんどの場合医療保険先進特約による治療を受けることができる可能性があります。保険会社に『 契約で先進医療特約をつけているか 』を問い合わせをして頂くと良いと思われます。

その他にプレミアム 乱視矯正 多焦点眼内レンズは、すべて自由診療となりますが世界で最も高付加価値な新しい眼内レンズであるといえます。
それぞれのレンズを下にまとめて説明致します。

眼内レンズについて

単焦点眼内レンズ
国内承認 保険診療 先進医療適応外

単焦点レンズは基本的に1か所にピントがあいます。「遠く」「中間」「近く」のどの距離が見やすい眼内レンズにするのかを選びます。ピントがあう距離は鮮明でくっきりしますが、ただその距離以外はメガネが必要となります。


先進 多焦点眼内レンズ(2焦点)
国内承認 手術自由診療/診察保険診療 先進医療適応

先進多焦点レンズは、「遠くと近く」または「遠くと中間」というように、2か所にピントがあいやすい眼内レンズです。ただし、暗いところで細かい文字が少し見づらかったり、見え方に慣れるまでに時間がかかったりすることがあります。ただ、単焦点眼内レンズよりメガネをかける頻度は減って、裸眼で生活ができる時間が長くなります。当院は厚生労働省の 先進医療認定施設ですので、手術前後の診療は保険診療が可能です。さらに生命保険で医療保険の先進医療特約に加入されている場合は、先進医療特約で全額が給付されることが多いです。保険会社に先進医療特約の加入をご確認される事をおすすめ致します。高付加価値な眼内レンズですが、高価であることが最もデメリットです。

プレミアム 乱視矯正 多焦点眼内レンズ(3焦点)
国内未承認 自由診療 先進医療適応外 

特殊 乱視矯正 多焦点眼内レンズは近距離と遠距離に加えて、中間距離にも焦点が合いやすいレンズが開発されています中間距離も他のレンズよりも見やすいレンズであり、どの距離もある程度見えることを希望される患者様に適しています。
 さらに多焦点希望のある乱視の強い患者様に対して、乱視矯正 多焦点眼内レンズも開発されています。非常に先進性のある高付加価値な眼内レンズと言えます。デメリットとしましては先進医療の恩恵を受けることができず、しばらくの期間手術も眼内レンズも診察も自由診療となります。

※ 多焦点眼内レンズ(先進/プレミアム)は慣れるのに時間がかかる場合があります。
※ 多焦点眼内レンズ(先進/プレミアム)は暗いところで光がにじんでみえることがあります。
※ 夜間に車の運転を長時間される方や細かな作業を長時間行う職業の方には適さない場合があります。
※ 手術中の所見で、プレミアムレンズが入らず普通の単焦点眼内レンズが入る可能性があります。
※ 乱視矯正眼内レンズは乱視を軽減しますが、すべての乱視の完全矯正ができるわけではありません。