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 糖尿病光凝固治療

 
●糖尿病と目
最近生活習慣の変化により糖尿病が増加しています。糖尿病で大切なことは、その合併症である腎臓(透析)・神経(壊疽)・眼(失明)を予防することです。
これから糖尿病と目についてのお話しをします。
糖尿病白内障・新生血管緑内障・眼筋麻痺・角膜上皮障害など多くの症状がありますが、特に糖尿病網膜症が大切です。
糖尿病網膜症は成人の失明原因のトップとなっているのです。
 
  ●糖尿病網膜症と罹患期間
眼にはカメラのフィルムにあたる網膜という場所があります。
糖尿病とは基本的に血管がつまる病気で、網膜は血管が豊富な場所です。
従って糖尿病が続く(糖尿病の罹患期間が長い)と網膜がいたんで(糖尿病網膜症が進行して)きます。
 
糖尿病網膜症の発生率(厚生省糖尿病調査班1991年)
 
 
●糖尿病網膜症と時期・症状・所見

糖尿病網膜症は時期によって症状が進行してきます。
症状の進行を表にしてみます。(大まかで大雑把な表です)
それぞれの診断は螢光眼底造影撮影検査によって判断されます。
螢光眼底造影撮影検査とは造影剤を静脈注射した後、眼底の網膜血管の写真を撮影する検査です。

 
時期
分類
網膜症所見
眼底写真
自覚症状
早期
単純
糖尿病網膜症
網膜出血
毛細血管瘤
硬性白斑
ない
中期
前増殖
糖尿病網膜症
無潅流領域
軟性白斑
網膜内細小血管異常
あまりない事が多い
晩期
増殖
糖尿病網膜症
新生血管
硝子体出血
網膜剥離
視力が低下する事が多い
 
 
●糖尿病網膜症の治療

治療はそれぞれの網膜の状態によって変わります。
表にしてまとめてみました。(大まかで大雑把な表です)
 
分類
内服

網膜光凝固術
(レーザー)

硝子体手術

単純糖尿病網膜症

×

前増殖糖尿病網膜症


増殖糖尿病網膜症

  ○:必要 △:場合によって必要 ×:可能性がない
  特に網膜光凝固術(レーザー)は大切な治療となります。
 網膜のいたんだ虚血部分へレーザー光を照射し、熱で凝固する手術です。
これにより新生血管が伸びてくるのを事前に防ぐことができます。
この網膜光凝固術は、受ける時期が早いほど効果が高いといわれています。
失明という最悪の事態の予防を目的に、今日では積極的に行われている。
 
 
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