疾患別

アレルギー性結膜炎(花粉症と同じ)

私たち人間の体には、体に入ってきたバイ菌やウイルスを排除する「免疫」というシステムがあり、そのおかげで風邪をひいてもほとんどの場合は自然に治すことができますし、ケガをしても水道水でよく洗っておけばバイ菌感染をおこすことはまずありません。この免疫が、バイ菌を含めたさまざまな物質に対して強くはたらき過ぎることを「アレルギー」といいます。

原因と対処法

 もっとも有名なアレルギーはスギ、ヒノキ、イネなどの花粉に反応する、花粉症でしょう。その他にもダニ、ハウスダスト、カビ、ペットの毛、食べ物だとピーナッツ、小麦、卵などなど、さまざまなものに対してアレルギー反応をおこすことがあり、程度の強いアレルギーの場合は死に至ることもあります。余談ですが、毎年数名の方がハチに刺されてお亡くなりになる事故が起きていますが、これもハチの毒そのもので死ぬわけではなく、ハチの毒に対するアレルギー反応によって血圧が下がったり気道が狭くなって死に至るのです。

このアレルギー反応によって眼表面の結膜が炎症をおこしたものがアレルギー性結膜炎で、鼻の内部の粘膜が炎症をおこすとアレルギー性鼻炎となります。これらの病気の涙や鼻水、クシャミが出るといったような症状は、体に入ってきた花粉などを外に出すための、体の防御反応なのです。

パソコンつまりアレルギー症状を引きおこしているのは、「原因になっているもの」と「免疫が強くはたらき過ぎる体質」にです。「原因になっているもの」を絶つのは食べ物であれば原料に気をつけることで対処できますが、花粉やハウスダストでは限界があります。それでも花粉が原因であれば花粉対策ゴーグルなどを使ったり、ハウスダストが原因であればこまめに掃除するうことで、症状を軽くすることができます。コンタクトレンズを使っている方は花粉がレンズに付着して目に長くとどまってしまうため、症状のひどい時期は装用を避けた方がよいでしょう。

薬を使ってもアレルギーを根本的に治すことはできませんが、上記の方法でも症状が治らない方は点眼薬や内服薬で対症療法を行っていきます。内服薬は一般的に、強くてよく効くものほど眠くなる傾向があります。仕事や家庭の都合で運転する機会の多い方は、必ずお伝えください。